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【自分でできる】簡単リペア「ギターフレットすり合わせ」その4 ~仕上げ編~

前回まででフレットのすり合わせ作業は終了しました。今回はいよいよ最後の工程です

フレットを磨き「ピカピカに仕上げましょう!」

フレット上面は前回同様「角パイプ」を使います。「フレットの角」の部分は「ゴムパッド」で磨いていきます

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お手製ゴムパッド

これは自分で木材を削り、まわりにゴムシートを貼り付けたものです

ギター製作時のボディ研磨などにも使え重宝します

先日、100均の「ダイソー」でこんな商品を見つけました

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ハンドサンダー
探せば使えそうな道具はたくさんあると思いますので、道具探しも楽しんでみてはいかがでしょうか?

- ポイント -

自分の使いやすいように道具を作るのも楽しいものです

アイデアが浮かんだら、ぜひ「道具作りにもチャレンジ」してみてください

きっと「新たな発見」があるハズです

 

ゴムパッドは「紙やすりを巻きつけて」使います

動かし方は

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→ デデデデデ・・・

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デデデデデ・・・ ←

指板にこすり付けるように使います

このときの「紙やすりキズから守る」ため、指板に「しっかりマスキングテープ」を貼っています

- 注意 -

作業途中でマスキングテープが「剥がれていないか・穴があいていないか 確認しながら」作業しましょう

 

紙やすりの番手を上げて仕上げていきます

前回の傷を消しながら目を細かくしていきます

理想は「400番 → 600番 → 800番 → 1000番 → 1500番」くらいまでやれば完璧でしょう

私はこのあと「ネバダル」という金属磨きを使って磨きます

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バイク野郎御用達
バイク乗りには定番のメタルポリッシュ(金属磨き)です

綿に研磨剤が染み込んでいるので、取り出してすぐ使えるのが便利です

これでバイクのスイングアームをピカピカに鏡面仕上げした方も多いのでは?

更なる仕上げに「超微粒子の液体コンパウンド」も使っています

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ダイクマのシールが泣かせるね
コンパウンドの使い方は、ウエス...ではなく「ラップ(食品用サランラップ等)につけて磨きます」

ウエスだと布がコンパウンドを吸収してしまいますが、ラップはそのようなことが無いため効率良く磨けます

 

磨いていくとコンパウンドが黒く汚れてきます

その汚れを「きれいなウエス・綿」で拭き取ると・・・

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キラーン☆

俄然ヤル気がわいてきますね!

私はあまりこだわらないのでこの程度ですが、丁寧に時間をかければもっと輝きます

フレットの数だけこの作業があるのでちょっと疲れますが、磨き職人を目指す気持ちでがんばりましょう

キズでくすんだフレットがピカピカに輝いていくのはとても気持ちがいいです

大変だけど、この工程が一番楽しいかもしれません

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指板を「保護・保湿」するよ

ついでなので「オレンジオイル」で「指板 の保護・保湿」をしておきます

エボニー、ローズ、パーフェローなど非塗装指板用(フレットの酸化防止にも)Maple指板には使用しないで下さい

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完了しました!

これで完成です!

お疲れ様でした!!

新しい弦を張ってチューニング・・・

以前より弦高が低くなり、音もクリアになりました

なかなかの 達成感です

ギターは人生において長く付き合える趣味です

自分のギターを大切に「長~く愛してあげましょう」

最後までご覧いただき、ありがとうございました

        おしまい

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