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【自分でできる】簡単リペア「ギターフレットすり合わせ」その3 ~すり合わせ編~

お待たせしました!

では、いよいよ「フレットすり合わせ」の作業をしていきましょう

この工程では「フレットの高さを均等に」していきます 

やわらかいタオルなどを敷き、ギターを寝かせた状態で作業をしていきます

このとき作業がしやすいように、ネック下に枕を置いてギターを固定します

「ネックスタンド」「ネックサポート」いろいろな名前で商品が売られておりますが、ここで私は「アイツ」を使います

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セコいって言うな

コカ・コーラの空き缶です(モンスターエナジーでも可)

もちろんネックとの間に「柔らかいタオル・ゴムシート」などを挟んでいますので問題なく使えます

まぁ、正直「絶対コレがおすすめ!」とは言いませんが、「いろんなもので代用できます」程度に紹介しておきます

くれぐれも自己責任で参考にしてくださいね

浮いたお金で、おいしいものでも食べましょう

 

トラスロッド調整のときは大雑把でしたが、今回はもっと細かく見ていきます

もう一度「フレット上にスケール」を置いて見てみましょう

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フムフム。。。なるほど

写真だとわかりづらいですが、この段差をなくしていくワケです

- ポイント -

反対側から光を当てるとわかりやすいよ

 

道具は「アルミの角パイプ」に「紙やすり」を両面テープで貼り付けたものを使います

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長さ30センチくらい

紙やすりの長さに合わせてカットしています

「直角・まっすぐ」なので「平面仕上げには必須」といえるでしょう

ホームセンターなどで購入できます

(長さも店員さんに相談すれば、手数料を払いカットしてもらえる所もあります)

 

使用する紙やすりの「目の粗さ・番手」はフレットの状態にもよりますが、最初は「400番」程度から様子をみるといいでしょう

粗すぎる番手からスタートさせて深いキズをつけてしまうと「そのキズを消すのが大変になる」場合があります

このあたりの判断には「経験の積み重ねが必要」です、慌てずじっくり取り組みましょう

 

試しにちょっとだけ削ってみます

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一目瞭然だね
マジックを塗っていたおかげで判断が楽になりました

マジックが全部消えるように「全体的に動かして」すり合わせをしていきます

- ポイント -

チカラを入れず「角パイプの重さのみ」ですり合わせていく感じで作業します

「余計なチカラが入って」しまったり部分的に動かして」しまうと「そこだけ削れて低くなる」ので注意しましょう

「少し削ってはスケールを当てて確認」という作業をすべてが「均一」になるまで繰り返します

ここがいちばん重要な工程なので「キッチリ確実に」仕上げましょう

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けずり終わりました
今回は削る量が多かったためフレット上部の形状が角ばってしまいました

「そんなのオレには関係ないぜ!」なんていうワイルドな人はそのままでもいいですが、ここは「弾き心地・音程」などにかかわるところなので見逃すわけにはいきません 

そこで「フレットファイル」なるヤスリを使い「角ばってしまったフレットを丸く整えます」

簡単な図で説明するとこんな感じです

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イメージできたかな?

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フレットファイル

U型の溝があるヤスリです

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まぁ~るく収めまっせ
数種類サイズがありますので「フレットに合ったサイズ」を選びましょう

少々値が張るので、本当に必要なときにお財布と相談してみてください

 

今回は削る量が多かっため使いましたが、削る量が少ないときは、次回ご紹介する「ゴムパッドを使う方法」で対応できます

ここまできたら完成したも同然です

あと一息です、がんばりましょう!

では、次回「仕上げ編」でお会いしましょう

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